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アメリカ(人)について思うこと(続)「アメリカはどうなったのか?」
買収後に全研究員が集められ、サンド社から赴任した新研究所長から挨拶があり、利根川氏のノーベル賞受賞の話もあった。私は勝手に「ここは企業の研究所だが、アカデミックでも勝負できる研究成果を期待している」と話しているとしばらく勘違いしていた... -
アメリカ(人)について思うこと
このところトランプ関税の話題が毎日TVで報道されている。少し前はハーバード大学への留学生受け入れ拒否や研究機関への補助金カットだった。いったいアメリカはどうなったのだろうか? 40年前に2年間留学した時の経験や個人的に手に入れた最新情報も踏... -
投稿論文の審査(査読)
科学・学術界では、学会誌など学術誌に投稿された論文を同じ分野の別の研究者が検証(論文審査)して掲載の可否を判定する「査読」とも呼ばれているシステムがある。 論文を投稿して何報か採択されると、査読の依頼が学術誌の編集部から届くようになる... -
大学院教育と若手教員
まずはこのホームページの別の記事でも紹介した、日本農芸化学会の学会誌に最近執筆した 巻頭言「定年退職した.あとは後進に託す!」に目を通してもらいたい。 「定年退職した.あとは後進に託す!」「化学と生物」巻頭言 63(6): 239 (2025) ... -
日本農芸化学会誌の巻頭言とウラナミアカシジミ
このところ政治関係の記事ばかりで、従来からの読者の人は嫌になっていたのではないかと心配しています。今日は日本農芸化学会の学会誌である「化学と生物」に執筆した巻頭言が掲載・公開されたので紹介(リンク)します。この30年の間に変化した大学院... -
ひとりの東大教員の思い出と経験「学位論文の公開」
しばらく記事書きを自粛すると書いたが、この記事は今の時期に書いておいた方が良いと思い、筆をとることにした。東京大学では博士ならびに修士論文のデジタルファイルを図書館が集め、「リポジトリ」として電子公開することにしている。にもかかわらず...
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日本農芸化学会誌の巻頭言とウラナミアカシジミ
このところ政治関係の記事ばかりで、従来からの読者の人は嫌になっていたのではないかと心配しています。今日は日本農芸化学会の学会誌である「化学と生物」に執筆した巻頭言が掲載・公開されたので紹介(リンク)します。この30年の間に変化した大学院... -
春の女神 ギフチョウとの再会
2025年4月7〜8日に「春の女神 ギフチョウ」観察のために一泊二日で妻と新潟へ出かけた。昨年もトライしようとしたが、思いついたのがゴールデンウィークで、遅いとのことで諦めた。今冬の新潟県は雪が深く、さらに、4月になっても気温が低くて天候が悪く... -
今年(2024年に)久しぶりに出会った蝶
今年(2024年に)出会うことができた蝶の写真をこの記事に再掲載しておきたい。多くが20年ぶりや50年ぶりの再会だった。どうしていきなり思いついたのか、5月の連休に八王子にウスバシロチョウを見に行きたいと思ったのが始まりで、その後もいろいろな蝶... -
まび蝶復活プロジェクト 2070 (2)
「まび蝶復活プロジェクト 2070」のホームページ開設までには今しばらく時間がかかりそうなので、プロジェクトの「目標」と「基本的な考え方・特徴」、ならびに12月12日に地元の倉敷ケーブルテレビ(KCT)のニュース動画で取り上げてもらった「思い出と... -
アオスジアゲハの寄生蠅 マダラヤドリバエ
少し前の話になるが、お盆休みに帰省していた長男は、毎日野鳥(カワセミ)の写真を撮りに猛暑のなか妻と水元公園へ出かけていた。ある日二男が付き合ったのだが、バードウオッチングに飽きたのか、別行動をしてアオスジアゲハの小さな幼虫を3匹見つけて... -
まび蝶復活プロジェクト 2070(1)
7月中旬に研究室の祝賀会が終わったが、7月下旬からコロナ感染とその後遺症と思われる倦怠感のためにしばらく記事書きから遠ざかっていた。実はその間も、新しく始めるプロジェクトの事前準備を行っていた。9月中旬に企画書をやっと作り上げ、10月1日か...
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アメリカ(人)について思うこと(続)「アメリカはどうなったのか?」
買収後に全研究員が集められ、サンド社から赴任した新研究所長から挨拶があり、利根川氏のノーベル賞受賞の話もあった。私は勝手に「ここは企業の研究所だが、アカデミックでも勝負できる研究成果を期待している」と話しているとしばらく勘違いしていた... -
アメリカ(人)について思うこと
このところトランプ関税の話題が毎日TVで報道されている。少し前はハーバード大学への留学生受け入れ拒否や研究機関への補助金カットだった。いったいアメリカはどうなったのだろうか? 40年前に2年間留学した時の経験や個人的に手に入れた最新情報も踏... -
経験してないことは分からない(続) −理解できていないことはやれない−
このタイトルでもう少し書いておきたいことを思い出したので、続編を書くことにした。大学内のことだが、一般にも共通する部分があるのではないかと思う。「ウィキペディア」の問題についても関係するような気がする。年配の教育者のひとりとして、偉そ... -
政治関係の記事は別サイトへ
政治や選挙関係の記事は「選挙ドットコム」のブログで公表することにしました。なお、そちらのブログは本年末もしくは本年度末に閉鎖する予定です。 -
経験してないことは分からない −経験してない人に理解してもらうのは至難だ−
最近息子と話をしていて「経験してないことは分からないし、理解してもらえない」ということを改めて認識した。私は民間企業に勤めたことがないので、「企業は最終的には利益優先である」と頭では分かっていても本当には理解できていないような気がする... -
ウィキペディアとネット発信者のモラル
2025年7月29日の『徒然なるままに「雑感 その1」』で少し紹介したが、「ウィキペディア(Wikipedia)」の記事でなぜそこまで不愉快に思ったのか詳しい経緯を説明したい。 数年前に自分の名前を検索していたら「ウィキペディア」のページを見つけ、それ...