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身体障害者になって(2)

 身体障害者になって嫌なことばかりではなく、受けるメリット(支援)も多いことに気づいた。障害者福祉が日本でもかなり充実していることを肌で感じた。

 通勤に自家用車を使っていることを述べたが、ETC身障者割引だと高速料金が半額になる。私の場合、自宅から勤務先まで高速を使うと30分ほど(下道だと1〜2時間)であり、非常に助かっている。ドライブ時間が1時間以上になると、左半身がしびれ、同じ姿勢をとり続けることが困難になるからである。

 また、JRの乗車券も半額になる。特急券の割引はないが、岡山の父の見舞いのために、今年は度々利用させてもらった。飛行機も身障者割引があり、日本航空の場合は早割料金などから、さらに20%の割引が介護者一名を含めて適用される。

 その他、美術館や博物館の入館料などが全額免除であったり、半額割引であったりする。場合によっては、介護者一名まで割引されることもある。

 おかげで、健常者の時より活動的になり、いろいろなところに出かけるようになった。最初にETC割引の手続きした時に、「この割引システムは通勤に限って使うもので、旅行など私的なものに使ってはいけないのですよね?」と尋ねたところ、職員の方から「私的なことに使ってもらって大丈夫ですよ。身障者の方に家にこもらないで外出してもらい、健康に過ごしてもらおうという趣旨なので。」と言われ、はっとすると同時にありがたく思った。確かに、このサービスを使って、私も、より健康的に生活しているように感じている。

 身体障害者になって気づいたことはまだまだあるので、これからも時々紹介させてもらえればと考えている。

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記事の執筆者と略歴

この記事の執筆者

片岡宏誌のホームページ 片岡 宏誌 農学博士
                                               
1981年 東京大学 農学部 農芸化学科 卒業
1983年東京大学 大学院農学系研究科 農芸化学専攻 修士課程 修了
1986年東京大学 大学院農学系研究科 農芸化学専攻 博士課程 修了(農学博士)
1986年 Sandoz Crop Protection 社 Zoecon Research Institute(アメリカ・カリフォルニア州)ポストドクトラルフェロー
1988年 日本学術振興会 特別研究員(東京大学)
1988年 東京大学 農学部 助手
1994年 東京大学 農学部 助教授
1999年 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授
2024年 東京大学 定年退職

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