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ホームページの沿革

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2023年10月15日 「ホームページの開設を祝して」

 二男をはじめ、研究室出身者などの協力を得て、このたび個人ホームページを開設することができた。
 研究成果は通常、論文や学会など公的な場で発表されるが、それは作法にしたがった表向きの成果発表である。しかし、実際には、その研究成果が得られるまでには裏話がつきものだ。サイエンティフィックなこともあれば、時には人間味あふれるエピソードのこともある。私は最近、そのような裏話やエピソードを若手研究者や一般の市民の方々と共有することも重要ではないかと考えるようになった。
 非難を覚悟しながらも、研究の裏話やエピソード、時事問題についての雑感をこのホームページで紹介したいと思っている。登場人物については最大限配慮して書くつもりだが、記事を不快に感じたり、削除して欲しいと思った場合は、遠慮無く「コメント」または「お問い合わせ」で知らせて欲しい。

2023年11月18日 「ホームページを開設して1ヶ月が経った」

 数年前から「研究の裏話やエピソード」を若手研究者や学生に紹介したいと考えていて、いくつかの話の原案(ドラフトなり箇条書き原稿)を準備していた。これまで講義や講演で話すことはあったが、私が書き残さなければ多くの人が知ることはないし、永遠に埋もれてしまうと考えていたからだ。書いていたものは内容も書きぶりも難しすぎた。それらをホームページ用に書き直して写真も加えて編集者の二男に送ったのだが、「内容が全く理解できない。なぜその人が登場する必要があるのか?」などと手厳しい意見が返ってくる。妻や別の息子も、掲載した記事を読んでは、分かりにくいなどと批判的なコメントをする。反発しながらも、彼らの意見も頭に入れながら、原稿に部分修正を加えたり、全面的に書き直したり、図を追加したり、と工夫を加えている。このままでは家族向けのホームページになってしまうような気がする。
 投稿記事を書きながら、同じような作業をしたことがあることに、ある日気づいた。研究費の申請書作りと似ているのである。研究費の審査は、自分より知識がある専門家によって評価されていると考えがちであるが、間違いである。専門が少し離れた審査員も多く、分かりやすく書く必要がある。審査員は理解できない申請書に高得点をつけることはない。私は高校生や大学生の息子に申請書を読んでもらい、分かりにくい点を指摘してもらったことがあった。
 時すでに遅しだが、このホームページでトレーニングを積めば、さぞかし素晴らしい申請書が書けるかもしれない。

2024年1月7日 「2024年 新年の御挨拶」

 明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。
 年始から能登半島の大地震、羽田空港の航空機事故と不幸な出来事で2024年がスタートしました。みなさんが早く正常な生活に戻れるよう願っています。
 ホームページのメインテナンスも予定通り終わったので、新規記事の掲載を再開したいと思います。
 「参考資料」では、投稿記事に関連する「参考記事」を紹介し、投稿記事の内容を理解するための助けになればと考えています。これまでの投稿記事中の論文情報も「参考資料」へ移しました。「参考資料」は、研究者が執筆したものが多く、専門的でかなり難しいかもしれません。記事に興味をもたれたら参考までにご覧下さい。

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記事の執筆者と略歴

この記事の執筆者

片岡宏誌のホームページ 片岡 宏誌 農学博士
                                               
1981年 東京大学 農学部 農芸化学科 卒業
1983年東京大学 大学院農学系研究科 農芸化学専攻 修士課程 修了
1986年東京大学 大学院農学系研究科 農芸化学専攻 博士課程 修了(農学博士)
1986年 Sandoz Crop Protection 社 Zoecon Research Institute(アメリカ・カリフォルニア州)ポストドクトラルフェロー
1988年 日本学術振興会 特別研究員(東京大学)
1988年 東京大学 農学部 助手
1994年 東京大学 農学部 助教授
1999年 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授
2024年 東京大学 定年退職

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