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まび蝶復活プロジェクト2070

「50年後の子供達に昆虫観察や採集を楽しんでもらおう!」
– 僕たちが育ったあの自然の中で感じた 生きている感動を次の世代に –

背景: 1970年頃、岡山県吉備郡(現倉敷市)真備町岡田では蝶(昆虫)採集がブームとなり、多くの小学校高学年の男子が、採集した展翅標本の種類(数)を競っていました。当時、南方系の珍しい蝶(ナガサキアゲハやツマグロヒョウモン)を時々見かけるようになっていました。ところが、その頃「松食い虫駆除のためにヘリコプターによる殺虫剤散布」が森林に行われ、豊富だったゼフィルス(ミドリシジミ類)は激減(ある種は絶滅)しました。また、それまで庭先で見かけていた蝶の種類や数も目に見えて減少していきました。さらに近年、高齢化が進み、耕作放棄地や宅地管理のために殺虫剤や除草剤が盛んに散布されたことで、モンシロチョウやアゲハチョウなども数を減らしています。

 蝶だけでなくホタルやクワガタなどの昆虫も激減(絶滅)の危機に瀕していて、一刻も早い継続的な保護活動が必要だと思います。自然環境を少しでも取り戻し、アサギマダラの新たな訪問地にするなど、50年後の子供達に昆虫観察や採集を楽しんでもらえるように「まび蝶復活プロジェクト 2070」を立ち上げることにしました。2018年の西日本豪雨で傷ついた真備町の将来の自然資産となるように、科学的根拠に基づいた保護活動プロジェクトを進めます。真備町在住の子供達のためだけでなく、真備町を訪れる子供達やその家族も楽しめるように工夫し、真備町を訪問してくれる人が増えることを期待します。

プロジェクトの目標:

  1. 「蝶の町 まび蝶(町)」を目指します。
  2. 50年後の子供達に昆虫観察や採集を楽しんでもらえるように、50年前(1970年代)の自然環境を取り戻します。
  3. 2018年の西日本豪雨で傷ついた真備町の自然環境を少しでも復活させ、将来の自然遺産を作ります。
  4. 蝶(昆虫)の観察や採集を目的に真備町を訪問する人が増えることを目指します。

基本的な考え方・特徴:

  1. 真備町内に生息している植物、昆虫の保護を目指します。
  2. 真備町内で絶滅しているものは、科学的根拠に基づいた専門家のアドバイスに従って、生態系を壊さないように他地域のものを移植して増殖を目指します。
  3. 自然環境に負荷をかけないように注意しながら、真備町内で観察・採集できる蝶(昆虫)の種と数を増やします。
  4. 万一、想定外の事態が生じることやプロジェクトが予定通りに進まない場合も、専門家のアドバイスに従って迅速に対処し、計画を躊躇なく変更することを常に考えてプロジェクトを進めます。
  5. 昆虫採集は自然破壊ではないかと言う人もいますが、海で釣りをするようなもので、子供が行うような採集は昆虫を減少・絶滅させることはありません。また、昆虫採集に熱中した子供の多くは自然に対する愛情を深く持ち、自然科学の道に進む人がたくさんいます。大人になったら次の世代の子供と一緒に昆虫採集をしたり、自然の写真撮影を趣味にしたり、環境保護活動に取り組む人が多いことから、子供の時に昆虫とふれあうことは自然保護や自然科学に関心を持つ人を育てるためにも大切だと考えます。

賛同者の募集: 本プロジェクトの賛同者を募ります。

ご協力頂ける方は、mabichou2070@gmail.comへ 氏名(匿名希望も可)、住所(都道府県と市区町村名)、メールアドレスを連絡ください。

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