研究– category –

　本日（2024年2月13日）日本農学賞／読売農学賞受賞が内定しました。このたびは、栄誉ある賞を受賞することができ、大変光栄に思います。研究をともに行ってくれた卒業生、共同研究者の皆様に心から感謝申し上げます。多くの関係者を代表して私が受賞した...

　これまで「研究」については自分自身が実験を行った内容に限っていたが、教員になって指導した内容についても少しずつ紹介していこうと思う。指導者の立場なので、実験事実に多少脚色が入るかもしれない。問題があるようなら、実験をした本人や当時の研...

　1月も終わりに近づき、教授の任期も残り2ヶ月になった。1月は最後の博士論文および修士論文の学位審査を楽しんだ。審査を受ける学生が緊張するのは当然であるが、審査する教員も緊張するのだ。学位審査で感じていることを少し書き留めておこうと思う。 ...

　研究者としてそろそろ終わりを迎えようとしている。卒論研究の開始が1980年4月だったので、44年間の研究生活ということになる。ただ、この5年ほどは学生を受け入れていなかった（希望者がいなかった）ので、実質は40年ほどかもしれない。このところ、後...

　アメリカからの帰国を決心した経緯（裏話）は書いたが、留学することになった経緯も紹介しておこうと思う。ただ、40年ほど前の話であり伝聞もあるので、一部脚色されているかもしれないが、御容赦願いたい。 　1985年4月　博士課程3年生になり、一年後に...

　アラトトロピン（AT）の同定は、幼若ホルモンの生合成を調節する最初のペプチドホルモンの発見ということで、昆虫内分泌学ではかなりセンセーショナルな話題になった。たぶん私の名前がこの業界で一気に有名になった瞬間だと思う。しかし、生物活性を調...