2024年5月1日、雨の中家族(妻、長男、三男)4人で足立区生物園へ行った。GWはずっと天候が悪い日が続くと聞いていたので、八王子行きが無理かもしれないと考えて事前に予定していた。
目的のひとつは珍種「ツシマウラボシシジミ」を見ることである。案内では「日本では長崎県対馬北部にのみ分布する開帳約2cmのシジミチョウです。生息地の環境の変化によって近年生息数が急激に減少しており、2017年1月に環境省が定める種の保存法において、「国内希少野生動植物種」に指定されました。足立区生物園ではツシマウラボシシジミの絶滅を防ぐため、生息域外保全の活動を行なっており、本種の個体数を安定させ、生息地の対馬へ戻すことを目標に活動しています。」とのことである。かなり地味だが、私にとっては魅力的な蝶だった。
私は生物園へ来るのは初めてだったが、家族は子供達が小学生の頃に何度か来たようである。温室の中では、オオゴマダラ、ツマベニチョウ、ツマムラサキマダラ、シロオビアゲハ、イシガケチョウなどの南国の蝶の他に、アサギマダラ、ヒメウラナミジャノメなどが舞っていた。ただ、湿度が高く、飛び方が重そうだった。次回は湿度の低い日に来たいものだ。長男はここでも夢中でカメラ撮影していたので、その写真を紹介する。
生物園には昆虫飼育室のほか、地元足立区の生物の展示コーナーや水生動物の展示などもあって楽しめた。また、来月の「ホタルの夕べ」のために、幼虫を飼育している様子も見られた。そう言えば小学生の頃、兄と近くの小川で大量のホタルを採集して人形ケースに入れ、ランプのようにできないか試したことがあった。当然無理であった。東京に出てからはホタルの季節には帰省していないが、ホタルはまだ舞っているのだろうか? 時間もできたことだし、ホタルの季節に帰省するのも良いかもしれない。そのために、まずは時期と場所の情報を集めよう。