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ウスバシロチョウを求めて(1)

 20年ぶりにウスバシロチョウを見たくて、(2024年4月28日)ゴールデンウィークの渋滞の中、八王子近くのスポットに家族で出かけた。このスポットは研究室の先輩である松本さんに20年前に教えてもらった場所である。様子がかなり変わっていて、20年前に見たウスバシロチョウの大群が乱舞していた場所がどこだか、家族の誰にも分からなかった。私は広い広場のような場所だと記憶していて、二男は近くに小川が流れている場所だと主張したが、それに合う場所は存在しなかった。ただ、あとから当時松本さんに教えてもらった場所には行けたことが分かった。
 松本さんには、ギフチョウ、オオムラサキ、ミドリシジミやアカシジミなどのスポットも教えてもらい、小学生だった息子達を連れて採集に出かけた。教えてもらったスポットに着いて車を降りるなり、ギフチョウの乱舞を見た時は感動し、正確で詳しい情報を教えてくれた松本さんに感謝した。当時息子達に買い与えた3本の虫網を持って行ったが、一部は壊れていて組み立てられなかった。長男は新しいカメラを購入して撮影に凝っていて、盛んに写真を撮っていた。

スジグロシロチョウ(2024年4月28日)
スジグロシロチョウ(2024年4月28日)

 残念ながら時期が早かったためかウスバシロチョウを見ることはできなかったが、カラスアゲハ、スジグロシロチョウ、コミスジ、(多分)テングチョウなどを見ることができた。一旦虫網で捕まえて、種類を確認した後に逃がすことにしていた。三男は「昔に比べて網を振れるようになり、蝶を捕まえるのがうまくなった」と蝶を追いかけていた。確かに小学生に比べれば握力や腕力は付いたようだが、蝶を追って走り回る持久力は落ちているように見えた。

コミスジ(2024年4月28日)
コミスジ(2024年4月28日)

 近くの和食屋さんで昼食を取り、再び1時間ほど森林浴を楽しみ帰宅した。帰りも少し渋滞していたが、行きの約半分の時間で家に着いた。
 来月中旬に、ウスバシロチョウを求めてもう一度行ってみようと思っている。

妻と三男と(2024年4月28日)
妻や三男と森林浴を楽しむ筆者(2024年4月28日)
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記事の執筆者と略歴

この記事の執筆者

片岡宏誌のホームページ 片岡 宏誌 農学博士
                                               
1981年 東京大学 農学部 農芸化学科 卒業
1983年東京大学 大学院農学系研究科 農芸化学専攻 修士課程 修了
1986年東京大学 大学院農学系研究科 農芸化学専攻 博士課程 修了(農学博士)
1986年 Sandoz Crop Protection 社 Zoecon Research Institute(アメリカ・カリフォルニア州)ポストドクトラルフェロー
1988年 日本学術振興会 特別研究員(東京大学)
1988年 東京大学 農学部 助手
1994年 東京大学 農学部 助教授
1999年 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授
2024年 東京大学 定年退職

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