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餅つき大会

 このところ忙しく投稿記事を書けないでいたら、いつの間にか2月になっていた。「研究」の記事を書きかけているのだが、(まだ研究者なのだろう)事実に基づいて正確に書きたいと思い、文献を読んでからと考えていたらなかなか完成しない。

 さらに、退職前にいろいろなことに首を突っ込んでいたら、首が回らなくなりそうになっている。そんななかで「餅つき大会」を3月中旬にやろうと計画している。私が柏キャンパスに残したいイベントである。

 コロナ禍前の5年前までは、センター試験の前週の土曜日(原則として1月の第2土曜日)に新年を祝って「餅つき大会」を行っていた。私が最初の言い出しっぺで、教職員、学生からなる実行委員会を作って2010年に最初に開催した。学生(なかでも留学生)に日本の伝統を味わってもらいたく、また、少しでもキャンパス生活(正月)を楽しんでもらおうと始めた。10年くらい続けていた。10臼ほどつくのだが、参加してくれるチームも徐々に増えていった。突然現れて、杵を手にして活躍してくれる先生もいた。毎年楽しみに出かけて来るおじいさんもいた(部外者の参加は想定していないのだが、目をつむった)。運営責任者を引き継いでくれる教員も現れてくれた。「餅つき」はともかく楽しい。

餅つき大会(2012年1月7日)
研究室メンバーと(2012年1月7日)
餅つき大会の全体写真(2012年1月7日)
集合写真(2012年1月7日)

 私が子供の頃、年末に母の実家に親戚一同が集まり、正月用の「餅つき」をしていた。おじさん達がつき手で、子供達は餅を丸くこねて並べていくのである。高校生くらいになって、初めて杵をもたせてもらった時はうれしかった。実家は水島の工業地帯の近くにあり、おじさんの会社の同僚が参加することもあった。「出稼ぎに来ていて、今年は年末も帰省しないので餅つきはできないと思っていたが、誘ってもらってうれしかった」と言って、力強くついていたのを覚えている。

 そういえば最初の年に「餅つき大会をやるようだが、研究室の同窓生で餅つきをやっているので、臼や杵などの道具をいつでも貸しますよ」とある先生が連絡してきてくれた。とてもうれしく「臼と杵だけでなく、人も貸して下さい」と強引に誘い込んで協力してもらった。その先生の研究室の協力がなければ、最初の年の「餅つき大会」は無理だったかもしれない。その先生は数年前に退職されているが、今年の「餅つき大会」に誘ってみようと思う。最後の年に「餅つき大会」がなくて、きっと寂しい思いをしただろうと勝手に想像している。

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記事の執筆者と略歴

この記事の執筆者

片岡宏誌のホームページ 片岡 宏誌 農学博士
                                               
1981年 東京大学 農学部 農芸化学科 卒業
1983年東京大学 大学院農学系研究科 農芸化学専攻 修士課程 修了
1986年東京大学 大学院農学系研究科 農芸化学専攻 博士課程 修了(農学博士)
1986年 Sandoz Crop Protection 社 Zoecon Research Institute(アメリカ・カリフォルニア州)ポストドクトラルフェロー
1988年 日本学術振興会 特別研究員(東京大学)
1988年 東京大学 農学部 助手
1994年 東京大学 農学部 助教授
1999年 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授
2024年 東京大学 定年退職

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