「餅つき大会」が先週土曜日(2024年3月9日)に開催された。5年間のブランクは大きく、餅つきグッズ(臼や杵など)の確認、買い出し品目の整理と買い出し、食堂との打合せ、参加者登録、当日のタイムテーブル作成と、いろいろ思い出しながらの準備であった。そのほとんどを経験者の先生に任せてしまったのだが、今回が「餅つき大会」に初めての参加という先生も協力してくれた。彼らは「餅つき大会」をどう感じたのだろう?
ところが、一週間前に私は伝染性の胃腸炎に罹ってしまった。感染の危険から会場へは行かず、少し離れて見ていた。途中でつきたてのお餅とトン汁を運んでくれたので、美味しく味わった。やはりつきたてのお餅は「うまい」。
なぜ「餅つき」が楽しいのか、自問してみた。私の結論は「これほどコスパの悪いイベントはない」からだと思った。真空パックの餅を買ってきて、みんなに配って食べてもらえれば「餅食いイベント」はでき、費用も餅購入費用だけで安上がりだ。学生は、手軽なこちらの方を好むのかもしれない。
餅つきをしようとすると、それまでの準備も大変であるが、蒸し上がった餅米を何人かがつかないと餅にならない。また、ひとりでは餅つきは出来ない。つき手と返し手の共同作業が必要なのである。その共同作業でつき上がったお餅は、格別の味がする。
いかにもコスパが悪いことをやることで、参加者が楽しめているように思う。来年は準備など気にしないで、「餅つき大会」を楽しむためだけに参加させてもらえればと思っている。そのためには健康でいなくては。