2024年5月4日に初めて都立水元公園を訪れた。ゴールデンウィーク真っただ中で天気も良かったことから、人が多く駐車場もかなり混んでいた。最初に驚いたのは釣りをしている人がいたことだ。また、魚取りや虫取りに使う網を持った子供達がたくさんいた。
釣り竿や網を持ち込むことが禁止されている公園がほとんどなので驚いた。野鳥観賞所もあったが、私は長距離の歩行が難しいので、ベンチに腰掛けて釣りの様子を見ていた。狙いはテナガエビや小魚のようである。この日も長男は自慢のカメラを持って二男と公園内を歩き回り、鳥の写真を撮っていた。
飛んでいる姿がウスバシロチョウに似た蝶を見かけたが、二男によるとアカボシゴマダラの春型だろうとのことだった。あとで確かめると、春型は白い部分が多く赤い斑点もないので、多分そうだろう。次回は虫網で捕まえて(捕まえてもらって)確かめたい。また、公園内にはハンノキやエノキがたくさんあったようで、ミドリシジミ類やゴマダラチョウもいるだろうとのことであった。近くの草むらに目を移すとツマグロヒョウモンのオスが止まっていた。
マップを見ると釣り場やバーベキュースペースもあるようだ。身体が不自由でなければ公園内を歩き回って、釣りや蝶採集をして、家族と一緒にバーベキューを楽しみたいところである。次の梅雨時の夕方にミドリシジミ類が舞っているかどうか確かめに来よう。また、冬にはエノキの枯葉の裏で休眠中のゴマダラチョウやアカボシゴマダラの幼虫を探してみたいと思う。
このような釣りや虫取りが自由な公園は貴重だし、是非このままにしてほしい。私が子供の頃は、どこで釣りをしても魚取りをしても自由だったし、虫網を持って畑の周りを追っかけることもできた。また、広場でキャッチボールをしたり、サッカーボールを蹴ることもできた。そんな環境で行動することで、危険を回避する術やモラルを身につけたような気がする。
今のように自由な活動を許すためには、公園の利用者が節度をもって行動することが大切なのだろう。