ゼフィルス(ミドリシジミ類、ゼフと呼ばれる)を突然見たくなって、時間が自由になったことから今年はいろいろな所を訪問した。最初はウラナミアカシジミを求めて名古屋近郊まで出かけた(「ウラナミアカシジミとホタル」2024年6月4日 参照)を皮切りに、水元公園、秋ヶ瀬公園、舞岡公園を6月に訪問した。その様子と個人的な感想を3回に分けて報告したい。
6月8日に水元公園を訪れた。前回訪問したとき(「水元公園」2024年5月13日 参照)、ミドリシジミの食草であるハンノキがたくさんあったことから、観察できるかもしれないと期待したが、その気配はなかった。帰ってから調べると、昨年は観察されたようだ(水元公園の生き物-ミドリシジミ Japanese Green Hairstreak)。その記述から限られた場所に少数だけ生息しているのではないかと思われる。
水元公園にはハンノキがたくさんあるのだが、その多くが巨木化していて、食草に適した柔らかい新芽をもっていないように見えた。剪定が必要であり、また、若木もうまく育てられていないように感じた。園内の道路はアスファルト舗装され、公園全体にきれいな芝生が敷かれ、人工的な感じがした(除草剤や殺虫剤などの農薬使用の可能性もあるとも思った)。例え低濃度で少量であっても農薬の使用は、昆虫や食草に大きな影響を与えることになると私は考えている。
気が向いたら、また行ってみようと思うが、生息場所(どのハンノキに集まるのか)や観察できる時間帯など詳細な情報が無ければ、広い公園の中で発見・観察するのは難しいだろう。