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私はテレビっ子

 私は小さい頃からテレビっ子で、今でもテレビをつけっぱなしで別の作業をすることが多い。この記事も「ながら」で書いている。コマーシャルを聞いていて(見ているわけではない)、「契約者の95.3%が満足しています」とか、「医師の97.4%が勧めています」とか宣伝しているのだが、私は残りの4.7%や2.6%の人が何を問題にしてダメだと判断したのかに興味をもつ。できればその人達のコメントを聞いた上で契約や購入を判断したいと考えてしまう。また、「投資は自己責任でお願いします」と断わる意味が分からない。当然だと思うのに責任回避しておく必要があるのだろうか? その昔「濡れた猫を電子レンジで乾かしたら死んでしまったことを、使用説明書に書いていないからとメーカーを損害賠償請求裁判に訴えた」というアメリカの訴訟社会を揶揄していたのを思い出す。

 「投資そろそろ始めたい。けど失敗はしたくない。やっぱやらない方がいい?」との内容の宣伝がテレビから聞こえた時、思わず「やめとけ!」と叫んでしまった。AIが発達して人間は賢くなったのかバカになったのか分からなくなってしまった。

 それにしてもアナウンサーの能力が落ちたと感じる。画面を見ていないので、美人か、かわいいか、かっこいいか、などはどうでもよくて、正しい言葉とアクセントで流暢に話して欲しいと思う。そういえば、「これまでに入ったニュースをAIによる自動音声でお伝えします。」というのをよく聞くようになった。そちらの方が聞いていて心地よくなってきた。

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記事の執筆者と略歴

この記事の執筆者

片岡宏誌のホームページ 片岡 宏誌                 東京大学名誉教授(農学博士)                
                                               
1981年 東京大学 農学部 農芸化学科 卒業
1983年東京大学 大学院農学系研究科 農芸化学専攻 修士課程 修了
1986年東京大学 大学院農学系研究科 農芸化学専攻 博士課程 修了(農学博士)
1986年 Sandoz Crop Protection 社 Zoecon Research Institute(アメリカ・カリフォルニア州)ポストドクトラルフェロー
1988年 日本学術振興会 特別研究員(東京大学)
1988年 東京大学 農学部 助手
1994年 東京大学 農学部 助教授
1999年 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授
2024年 東京大学 定年退職
2024年 東京大学 名誉教授

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