地方政治は二元代表制であり、議会は首長が提案した予算案を吟味し、その妥当性を審議するのが役目だ。一方で、議員は政策提案をすることもできる。
議員には、検査や監査あるいは調査の権限などによる行政監視の権限も与えられている。私が欲しいのは、この調査権限だ。一般市民は政策策定の過程を知ることはできないが、議員は行政(職員)に対してその内容(ブラックボックス)を問いただすことができると思っている。それを知った上で、より良い政策になるように提案できないかと考えている。
「是々非々で個別案件(予算)を判断する」との姿勢は、賛成できないものに対して否決するという態度のように思う。いわゆる野党は全てを否決するという対応を取っているのではないだろうか。私は「この部分をこのように修正すれば賛成できる」とか「その中心施策を進めるにあたって、別の補足施策を別途準備すると説明してもらえること」で、否ではなく是と判断できることもあると思っている。というか、議員と行政職員が対立関係を作るより、緊張感のある協力関係を作って政策を進めることで一般住民にはメリットがあると考えている。そのため、調査権を最大限利用して行政執行部(や職員)から情報を集め、それに自分の意見を加えて実際の施策に生かしてもらいたいと思っている。それこそが「本当の是々非々のやり方」ではないだろうか。
こんな考え方が通用するかどうか、その立場にならないと分からないが、私はこれまで教員として、大学の事務に対してそのような態度で接してきたし、今後もそのような姿勢は変えないでいたいと思っている。
コメント一覧 (2件)
応援しています。
中島久美子さん:
ありがとうございます。
再生の道公認候補予定者シリーズ「6月6日(金)報告」で書いた
「私は政治家を目指しているわけでも、政治に挑戦しようとも思ってもいないような気がする。ただ自分が問題だと思うこと、こうなったら良いと思うことを多くの人に訴えて、みんなに(関係者に)考えてもらいたいだけなのだ。賛同してくれても反対してもよいから反応してほしいと思っている。」
に答えてもらったようで、とてもうれしいです。
私は自分が絶対正しいなどとは考えていませんが、これからも思っていることをどんどん発信していこうという自信になりました。
ありがとうございました。
今後ともご支援、よろしくお願いします。